TVガイドperson vol.87

テレガイパーソン 2019.11.9

【忘れてもらえないの歌】

ゲネプロ 2019.10.15 リポ




心震わす歌声と一挙一動。

類稀なる芝居センスが光る


テキストは根岸聖子さん。

昨年のテレガイパーソン、

『安田章大を生きる』の方が

今回はインタビュー無しで

リポートしている






大空襲の夜、

実に複雑な表情があった。

恐怖、不安、やるせなさ。

繊細で細やかな表情の変化は

どん底の”底”の深さを

実感させてくれた


焼きつくした色の中で

恐怖におののきながら

悲しむ姿からは

絶望と怒りが伝わってきた




演技だと分かっていても

見ているのが辛くなる表情だった






仲間の心の傷、重い感情も

全て受け入れて励ます

滝野のキャラクターは

安田自身の明るさ、強さ、

ポテンシャルの高さと

重なり、胸を打つ







滝野の半生に惹きつけられ

揺さぶられるのは

安田の器用さの中ににじむ

不器用さと人の良さにも起因する。

彼の見せる笑顔に観客は

さまざまな感情を感じ取り

幸せであってほしいと

願わずにはいられない





見て感じたことが

シンプルな言葉で

まとめられている。

そのどれもが

私が言いたくても

上手く言えないこと、

なので

すごく共感し

うれしく思いながら読みました




愛ある文章って いいなあ